「NU-EMI体験談」生命農学研究科 Kさん
皆様こんにちは。夏らしい暑さとなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。くれぐれも気をつけてくださいね。
本日は、生命農学研究科修士課程2年KさんのNU-EMIの体験談をご紹介いたします。具体的にどのようにNU-EMIと出会ったり、G30講義の選び方や、NU-EMIのサポートを受けて。。などわかりやすく書いてくださっていて、イメージしやすいと思います。ぜひご参考にしてくださいね。
【飛行機にすら乗ったことのなかった引っ込み思案名大生が NU-EMIのおかげで初海外ながら英国ケンブリッジ大学に留学できた話】
はじめまして。
NU-EMIプロジェクト発足時の2018年秋からプロジェクトにお世話になっており、現在修士課程在学中のKです。
私はNU-EMIと出会ったことによって、大学入学時には想像もしていなかった学生生活を送ることになりました。NU-EMIでの経験が、その後の学生生活に、そして今後の人生にまでどのような影響を与えてくれたのかについて、徒然なるままに書いてみましたので、“NU-EMI、ちょっと興味あるけどどうしよう…”と悩んでる方(私もまさしくそうでした!)も、エッセイを読むような気軽な感じで読んでいただければと思います。
➢NU-EMIとの出会い
私とNU-EMIとの出会いは、2018年秋、私が学部3年次の時でした。もともと英語が好きで、大学では単位に必要な英語科目はもちろん、さらに英語を学びたい人向けの“特別英語セミナー”(全学教育科目で開講)も受けていましたが、英語での会話やディスカッションなどの実践的な英語はあまり学べず…。「英語“を”学ぶ」講義よりもう一歩レベルアップした学びをしたいけどどうしたらいいんだろう…と思っていた私の目に飛び込んできたのが、学部教務の掲示板にポツンと貼られていた、NU-EMIプロジェクトの発足を知らせる1枚のポスターでした(意外とアナログな出会い方)。
ポスターを読んで、これこそ私のやりたかった「英語“で”学ぶ」講義だ!!!と思い、すぐに受講登録!――をするかと思いきや、慎重派の私はとりあえず説明会に出ることを決意。この小さな決意が私の将来を大きく変えることになろうとは、この時の私は知る由もないのでした――。
➢説明会参加→NU-EMI登録してみた
正直なところ、説明会の詳細は覚えてないのですが(すみません)、とりあえず“こんないい機会って他にないよ!!!”と感動したことははっきりと覚えています。
なぜなら、
・G30の教員による、海外大学スタイルの講義が受けられる!(数々の講義の中から興味あるものを自由に選べます)
・チューター(G30の学生が1対1の個別サポートをしてくれます)、Study Session(複数のチューターと学生で講義内容を復習する会)など、様々なサポートが受けられる!
・講義を通じてインターナショナルな友人ができる!
などなどのメリットが…!しかもこれ全て無料!!!新手の詐欺でもこんなオイシイ話ないよ!素晴らしいっ!!!ということで、いたく感動した私は説明会でもらった講義表を大事に抱え、ご機嫌で帰宅。受講する講義を決めることにしました。
私が受講する講義を決める際に見ていたポイントは↓
・日本語で受講済したことがある内容の専門科目講義であること(日本語で学んだことを英語で学びなおす感じ)
・あまり難しすぎないレベル(私より下の学年向けなど)であること
・チューター制度(もしくは他のサポート)が利用できること
などです。
小心者の私は、最初からレベルの高い英語での講義についていけるか不安だったのと、スピーキングの経験が少なかったのでスピーキングをゆっくり練習できるサポート制度が整っている講義を選びたいと考えていました。人によって何を求めるかは変わるかと思いますが、NU-EMIの講義表には科目名や先生の名前はもちろん、必要な英語のレベルやどのような内容の講義なのか(発言は求められるのか、課題はあるのか、発表はあるのかetc.)、どのようなサポートが受けられるのか、あるいは聴講でも大丈夫かなど、講義に関する様々な情報が載っているので、選ぶ時にとても参考になりました。
そんなこんなで、初めてのG30講義は、学部1年生向けの基礎セミナーと、私の専門と同内容の専門科目講義を、両方とも聴講として受講することにしました。
➢はじめてのG30講義とチュータリング
――そして迎えた初めてのG30講義。教室のドアを開けるとき、ものすごく緊張しました。すでにG30の学生が数人いて談笑していたので、中途半端な会釈をして隅の方の席に向かい、講義開始まで石のように座っていたのを思い出します。しかし担当の先生がとってもいい方で、先生ご自身も講義参加を歓迎してくれただけではなく、“NU-EMIというプロジェクトで日本人学生も参加してるのよ~”みたいなことをG30の学生に説明してくださり、普段の学部講義よりもむしろ和やかなムードで講義が開始されました。
私が受けていた基礎セミナー(講義の参加者はG30の学生を含めて10人くらいでした)は、講義ごとに1つのお題が出され、先生が振り分けたグループでディスカッションをし、その日の講義中にもうグループプレゼンまでするという内容のもの。最初はちょっとハードで、ディスカッションでも辞書片手にあたふたしちゃうし、プレゼンでもあまりしゃべれないこともあったのですが、先生や学生がいつもいつも温かい目で見てくださり、応援してくれたので、“次もがんばってみよう”と思えることができました。G30の学生とのコミュニケーションを通して、異なるバックグラウンドの人とのコミュニケーション能力なども培うことができたと考えています。
また、ほとんどのG30講義はかなりインタラクティブな講義が多く、講義中のディスカッションや先生との会話は当たり前だと思います。私はもともと少し引っ込み思案なところがあったのですがG30講義の受講を続けるうちにそんな性格はほとんどなくなり、以前は面識のない日本人クラスメイトに話しかけることすらためらわれたのに、しゃべったことのないG30学生にも自分から話しかけることができるようになりました
そして何より大きかったのがチューターの存在。別の専門講義を一緒に受講している学生がチューターになってくれて、毎週待ち合せてその講義の復習をしたりプレゼンの練習をしたりと、とても実りの多い時間を過ごしただけではなく、ある時はお昼休みを利用した国際交流イベントに誘ってくれたり…。そんな毎週のチュータリング自体を通して、スピーキング力もかなり向上させることができ、学期が終わる頃には“この数ヶ月で本当に上手になったね!”と言ってもらえるまでになりました。チューターとはチュータリング以外でも会うようになるくらい仲良くなり、一緒にご飯に行ったり遊びに行ったりもしています。
➢そしてケンブリッジへ
G30の講義を受け始めて数ヶ月が経過した頃、NU-EMIのポスターを目にしたのと同じ掲示板にて、ケンブリッジ大学への短期交換留学の案内を発見。(もはや奇跡の掲示板)
きっとNU-EMIに参加する私だったら、「ちょっと興味あるけど海外経験全くないし、自信ないからやめとこうかな…」って思っていたに違いないのですが、この時の私は「――この数ヶ月間で英語力伸びたし、とりあえず応募してみようかな」と思えるまでに変化を遂げていました。そしてライティング試験と英語面接試験の両方を乗り越え、無事にケンブリッジ派遣生に選出!G30の学生も多く応募するハイレベルな選考でしたが、ライティング、スピーキングはもちろん、面接では現地でのコミュニケーション能力が試される設問などもあり、NU-EMIで培ってきた様々な経験が役に立ったと思います。
ケンブリッジでの経験はここでは割愛しますが、初飛行機・初海外でケンブリッジ大学へ留学した経験は“今までの人生で1番印象に残る経験だった”と、自信を持って言えます。
➢さらに未来へ
ケンブリッジへの留学以降もNU-EMIには色々とお世話になり、引き続きG30講義受講のサポートをしていただいただけではなく、大学の国際機構会議でNU-EMIでの経験をお話させていただく機会をいただいたりもしました。(その国際機構会議で私が発言した「英語“で”学ぶ」というフレーズがNU-EMIのキャッチフレーズとなったときは、とても嬉しかったです。)また、実はもしパンデミックがなければ、以前ケンブリッジを訪れた際にあったご縁のおかげもあり、再びケンブリッジ大学へ、今度はもうちょっと長期で留学する予定でした。様々な状況が重なり、名大在学中の留学は叶わない予定ではありますが、就職活動においてもNU-EMIでの経験やケンブリッジで得た知見などが大いに役立ち、内定先では海外とのやりとりが必要な業務にも従事したいと考えているため、社会人留学生として再びどこかへ留学して自分の知見を広めることも考えています。
NU-EMIに興味はあるけれど迷っていらっしゃる方は、私のようにとりあえず一歩踏み出してみるのもいいかもしれません。NU-EMIはできるだけのサポートをしてくれますし、最初の1ヶ月はお試し受講ができるので、もし“受講するのやっぱり難しいな…”と思った場合でも受講取り下げをすることができます。
みなさんがNU-EMIで新しい世界への一歩を踏み出すことを心より応援しております!
Kさん、素敵な体験談シェアしていただき、ありがとうございました。社会人になられてからも留学などでますますのステップアップ、楽しみですね!
そして、読んでくださった皆様、最後までありがとうございました。いかがでしたか?新しい世界への一歩、踏み出すのもいいかもしれませんね。(JH)
*今後も、受講生の体験をシェアしてもらって、皆さんにそれぞれの頑張りや思いを伝えていきたいと思います。(執筆協力者大募集中です!)