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NUEMI 受験体験記 B1 工学部 マテリアル工学科 H

 私はHenrik Bachmann先生のSML(Mathematics for Machine Learning)を受講しまし た。この授業は、講義と任意参加の Python 演習で構成されており、それぞれ週 1 回ずつ実施されました。Python 演習は必須ではありませんが、Python を学び、授業で出される課題 をこなすためには、参加すると良いかもしれません。(私は最初の 1 回しか参加しませんでした...)

 毎週の講義に加えて、課題が出るたびに G30 の学生チューターの方に教わり、理解できる まで質問していました。時間にすると、毎月およそ 3~4 時間程度でした。課題は年間で 4 つのみで、最後の課題では、授業で習った機械学習やディープラーニングを用いて日本の課 題を分析するという内容でした。この課題を Python で実装し、プレゼンテーションを行う ことが期末試験となっていました。

G30 の授業を受講した理由

 私が G30 の授業を受講したのは、留学をしてみたいという思いがあったからです。留学を実現するために何ができるかを考えたとき、情報収集ももちろん重要ですが、それ以上に英語力の向上が必要だと感じました。私はもともと英語が苦手で、英会話も絶対に無理だと思っ ていました。高校時代も英語が最も苦手な科目であり、受験でも苦労しました。 それでも、大学時代には留学してみたいという希望があったため、まずは G30 の授業で挑戦してみようと思いました。海外の学生と交流することで、留学について具体的に考えられる ようになるのではないかと期待していました。おそらく工学部の場合、この授業の成績はつきますが、GPA には含まれないと思うので、気軽に参加できました。(※詳細は確認が必要 です)

実際に受講してみて

授業では、英語のスピードが速いと感じることもありましたが、何とか聞き取ることができ ました。(専門用語を聞き取るのが特に難しかったです。)先生の講義はパワーポイントを用いた分かりやすい内容で、AI の基本概念やプログラミングの使い方を学ぶことができまし た。 「データ科学基礎II」を履修した後であれば、より深く理解できると思います。関連する内 容も多く、たとえば、if 構文を用いたプログラムを numpy で実装し、画像認識を行うといった演習もありました。私はプログラミングにあまり慣れていなかったため、理解が追いつかないこともありましたが、チューターの方が優しくサポートしてくれたおかげで、何とかついていくことができました。 講義の内容は、プログラミングの基礎知識があれば理解しやすいですが、私のようにプログラミング未経験の場合は苦労する場面もあるかもしれません。そのため、チューターや TA の力を借りながら進めることをおすすめします。プログラミングをチューターから教えて もらうことで、課題を通じて授業をより深い段階まで理解できるようになります。

受講後の変化と感想

 私はこの授業を受講して、とても満足しています。なぜなら、英語に対する自信がついたからです。これまでは、「英語なんて使いこなせない!」と思っていましたが、今では「機会があれば使ってみよう!」と考えられるようになり、意識が大きく変わりました。特に、ス ピーキング力の向上を実感し、以前よりも英単語が自然に出てくるようになりました。 さらに、英語をもっと使いこなして、円滑なコミュニケーションができるようになりたいと 思うようになりました。海外の人とスムーズに会話し、より高度な議論ができるようになりたいという新たな目標も生まれました。英語をある程度使えるようになったことで、視野が広がり、自分の成長を実感できたので、この授業を受講して本当に良かったと感じています。

この授業をおすすめできる人

 英語が流暢に話せるようになったわけではないので、「英語力を飛躍的に向上させたい」という人には、少し物足りないかもしれません。授業内での発言やディベートの機会はほとんどなく、英語を話し続ける環境ではないためです。 しかし、「英語を実際に使ってみたい」「英語で専門分野の授業を受けてみたい」という人には、とてもおすすめできる授業です。英語で専門科目を学ぶことで、まるで留学しているような気分を味わうことができ、留学生との交流の機会も増えます。

G30 の授業を通じて、新たな発見や貴重な体験ができたので、ぜひ多くの人に挑戦してほしいと思います。