「NU-EMI体験談」工学機械・航空宇宙工学科1年Hさん

みなさま、こんにちは。

まだまだ暑いのに、秋学期が近いづいてきましたね。

 

今日は、NU-EMIを春学期にRichard先生のSpecial Math Lecture を受講された学生さんの体験談が届きましたので、ご紹介します。

 

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私は2023年の春学期に、G30の講義であるSerge Richards先生の「ＳＭＬ(Introduction to functional analysis)」を受講しました。

 

講義を受けることにした経緯、講義の様子、チューターとの時間の様子、講義を受けてみての感想を話したいと思います。

 

・講義を受けることにした経緯

NU-EMIで留学生と一緒に英語の講義が受けられる制度があると知ったとき、感動してすぐに友達と詳しい話を聞きに行きました。自分の英語を使えるものにしたい、英語で話せる友達が欲しいと思っていたので、これだ！と思いました。しかし、実際にSMLを受けるかどうかを決める際はとても迷いました。私は数学が得意ではなかったので、授業の内容がとても発展的なものだったことが不安だったからです。ついていける自信がありませんでした。それでも、初回の授業に体験という形で参加した際、一年生は２５％理解できれば上出来で、この講義はそれくらいレベルの高いものだから不安になることはない、と先生に声をかけていただいたおかげで、挑戦してみたいと前向きに思えるようになりました。また、チューター制度の存在もこの講義を受けるハードルをさらに低くしてくれました。

 

・講義の様子

　教室の雰囲気は、とても日本にいるとは思えないものでした。すべて英語で行われる講義、周りの席にいる留学生、講義終わりの英語での議論や雑談、どれをとっても新鮮で、英語を本当に身近に感じられる時間でした。これだけでも受けてよかったと言えると思います。

授業内容は、分配理論、ルベーク積分、作用素論の3つのトピックについて学ぶというものでした。私にとってはどれもとても難しく、ほぼすべての内容がわからないといってもよい回もありました。日本語でも聞いたことがない数学用語がたくさん出てきたり、まったくなじみのない概念を前提に話がどんどん進んでいったりして、授業中はいつも頭が「？」でいっぱいでした。それでも、予習復習やチューターとの週１回の議論の時間で、だんだんその数が減っていくようになり、自分の中で、こういうことかな、と納得していけるようになりました。

 

・チューターとの時間の様子

　私と担当のチューターさんは、週に１時間半を基本として私が講義で分からなかったことを質問したり、一緒に次の講義の予習をしたりしました。主に図書館で、講義資料や参考書籍を使ってわからないことを解決していく時間でした。講義の終わりにわからなかったところをすぐ聞きに行くこともありました。

英語で誰かとしっかり議論することは初めてだったので、自分が何を理解できていないのかを説明するのにはとても苦労しましたが、相手が真摯に耳を傾けてくれたおかげで何とか伝えることができたと思います。説明も私の理解度に合わせてかなりかみ砕いてくれたので、話すたびに理解できることが増えていき、最初は不安だった講義の内容も少しずつ楽しみながら学ぶことができました。レポートを書く時も、私が無理なくこなせる問題を一緒に探してくれたり、添削してくれたりととても手厚いサポートをしてくれました。

学期を通して1３回ほどチューターさんと勉強しましたが、一番印象に残っているのは講義で扱った数学がほかの学問でどのように応用されているのかを教えてくれたことです。数式の実践での姿や活躍の場を教えてくれたおかげで、いったい何なのかわからずただの記号のように見えていた数式が少しだけ身近なものに感じられて、興味を惹かれるようになりました。

チューターとの時間は、私にとって講義の理解度だけでなく、英語力や数学への親しみもアップするとても実りのあるものでした。

 

・講義を受けての感想

　今学期受けた中で一番楽しい講義でした。講義の内容を理解するのには苦労しましたが、大変だったことといえばそれくらいで、チューターさんや一緒に受けた友達、先生に手助けしてもらったおかげで最後まで受けきることができました。あとは本当に受けてよかったなと思える事ばかりでした。特に講義前後の時間とチューターさんとの時間で週に２回は英語を話す習慣がえられたこと、留学生の子と友達になれたことはかなり大きいものでした。私は春休み中、ラジオやオンライン英会話などに興味を持っていたもののなかなか手を出せず、自分からこのような環境を作ることができずにいたので、学校に行って講義を受ければ、友達に会えば英語を使える環境はとてもありがたく、理想的なものでした。

このような機会を与えられていることに喜びを感じつつ、最大限に生かしていきたいと思っています。今後も英語を日常的に使っていきたいので、G30の講義を受け続けていきたいです。ありがとうございました。

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今期受けた中で一番楽しい講義と言っていただけて、感激です。

講義を受けて数学や、大学での学びに対する考え方も変わったのではないでしょうか。

留学生と学んだり、刺激を受けたりできて良い経験ができましたね。私たちもとても嬉しいです。

素晴らしいレポートありがとうございました！

（JH)

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